あずみ2 Death or Love

徳川と豊臣の戦いもいよいよ終盤を迎え、戦国時代が終焉を告げようとする頃。世の中に平和をもたらす為に、剣を手にして戦場を駆け抜けるひとりの少女がいた。少女の使命は徳川の刺客となって対抗する豊臣の大名たちの命を奪うことであった。使命のため共に修行をしてきた初恋の相手を斬り、次々命を落としていく同士のたちを見ながら生き延びてきたあずみ。唯一残った仲間・ながらと共に、真田昌幸を今日も追うのだ。そんなある日、敵の追っ手に狙われたあずみを救ってくれた夜盗軍団のひとり・銀角と出会った。銀角は、あずみが独り立ちするために斬った最愛の青年「なち」とそっくりだったのだ。銀角と一緒にいると、心が安らぐあずみ。一方、真田軍は最強の忍びである空如が六波や、土蜘蛛を従え、上野甲賀衆を身辺警護として集結。応戦の準備を整えていた。決戦の時が近づく。あずみが心揺らす銀角も闘いに巻きこまれていく。